頭部白癬の予防方法と再発防止方法は?
頭部白癬は大人も感染することが少なくありませんが、子供に多く特に男児が感染して発症することが多いです。
一度なってしまうと髪が抜けたりフケや痒みといった辛い症状がでるので、出来るだけ予防したいですよね。
また、再発もしやすいので予防策を知って再発も防ぐようにしましょう。
頭部白癬にならないためにできることは?
頭皮は体の中でも一番毛が多く、皮脂も多く出るため非常に蒸れやすい環境にあります。
頭部白癬の原因となる真菌は高温多湿な場所を好み、条件が整うとすぐに繁殖して頭部白癬になってしまいます。
出来るだけ頭皮を清潔にし、通気性の良い状態を心がけることが大切になります。
普段から出来る予防方法はたくさんあります。
例えば
- 帽子やヘルメットはメッシュ生地が使われている通気性重視のものを選ぶ
- 頭が蒸れたと感じたり、汗をかいたらなるべく早めに洗う
- 薬用のシャンプーでしっかりと洗う
このようなことだけでも頭皮の清潔と通気性がよくなり、真菌が繁殖しにくい状態になります。
髪の毛も可能であれば短めにしておくと更に良いですね。
帽子は子供には紫外線防止や防寒対策にかぶらせることが多いですが、内部が非常に高温で蒸れた状態になります。
帽子を脱いだら髪の毛が汗でびしょびしょになっていることがありますよね。
あの状態は真菌には天国のような状態なので、特に運動をしたり暑い季節の帽子には気をつけましょう。
集団生活を送っていると他人と共用するものが多く出てきますよね。
その中で真菌が付着しているものを身に着けてしまうと、環境や肌の状態によっては真菌が繁殖していまいます。
大勢の人が使うものの多くは消毒がされていることが多いですが、学校などで子供同士で交換して遊ぶといつの間にか頭部白癬にかかっていることがあります。
なかなか予防することが難しいポイントですが、出来るだけ他人との共用は避けたほうが安全です。
帽子類だけでなく、タオルやブラシにも真菌がついたまま生き残っている事があります。
夏場のプールや海、温泉やスパなどでは特に大勢の人が使うものに触れる機会が増えるので、可能であれば自分のものを持参するといいですね。
何気なく使っているものでも頭皮に触れるものは出来るだけ清潔なものを選んだほうがいいでしょう。
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白癬の感染経路を知り原因を断つ事も重要
頭部白癬の原因は真菌なので、人から人への感染がもちろんあります。
水虫の人が歩いた場所、体部白癬の人が触れた箇所など目に見えない真菌は生活している空間のどこにでも存在します。
特に白癬にかかっている人との接触は患部に触れていなくても感染の危険性が高いです。
過敏になりすぎてもよくありませんが、人と多く触れ合う事があった場合は念入りに薬用シャンプーで頭皮を洗ったほうが安全です。
ペットから真菌が感染することも少なくありません。
犬や猫では発症していなかった白癬が人間の頭皮に付着することで爆発的に繁殖して頭部白癬を発症することがあります。
真菌は頭皮にあるケラチンが大好物なので人間の頭部は繁殖に非常に適しているからです。
一度完治したはずの頭部白癬が再発を繰り返す場合は、身近な所に感染源があるはずです。
真菌がいるかどうかの検査は病院で行えるので気になるようなら積極的に検討してみてもいいですね。