薬を使わない高血圧の治療「RAP食」って何?
高血圧になると「降圧剤という薬を服用し、血圧を下げる必要がある」というのが一般的な考え方です。
しかし降圧剤には副作用が大きく、薬を使わずに自然な形で高血圧を改善したいという人がとても多いです。
そんな人にオススメなのが「RAP食」という血圧を下げるメニューの食事です。
高血圧・動脈硬化を改善するRAP食
RAP食には高血圧を改善し、動脈硬化も予防して血管年齢を若々しく保つ力があります。
普段の食事を変えるだけで誰にでも出来る方法なので、ぜひ試してみてください。
RAP食とはどんなもの?
RAP食にはいくつかの決まりがあり、それを守ることで健康効果を得られます。
具体的には
・脂質の多い食事(揚げ物、油っぽいもの)は禁止
・肉は赤身、魚は白身を選び脂が多い部位は避ける
・糖分の高いもの(甘いお菓子や飲み物)は禁止
・お酒は飲んでも良いが量を控える
このようなルールがあります。
高血圧対策の食事に多い減塩と炭水化物を控えるというルールがないのが特徴です。
なぜ塩分と炭水化物を控える必要がないの?
高血圧を招く血管内プラーク(血管を細くする原因)が発生してしまうのは、食事によって取り込まれた脂質です。
脂質をとることで血管内にプラークが溜まり、血の流れが悪くなって高血圧を招くという流れです。
脂質をまずは抑えることでプラークの量が増えるのを防止し、自然と減少させることを狙うのがRAP食です。
塩分と炭水化物の摂取では血管内プラークに影響が無いため、無理に控える必要がないというわけですね。
しかし、塩分も炭水化物も摂取のしすぎはよくありません。
あくまでも無理なガマンが必要ないというだけであり、健康のためにはバランスよく摂取してください。
糖分を抑える必要があるのはなぜ?
糖分はそのままでは血管に悪影響を与えませんが、実は糖分は脂質に変化します。
エネルギーとして消費されなかった糖分は排泄されず、脂肪に姿を変えて体内に蓄積されるからです。
「甘いものを食べる」というのはこれが原因で、脂肪が増えれば血管内にもプラークとして増えていくので高血圧の治療を妨げることになります。
しかし、少量であればストレスの緩和に繋がるので完全に甘いものを断つ必要はありません。
食べ過ぎに気をつけて、もしも多く食べてしまってもその分運動をして消費すれば大丈夫です。
[ad#ad-1]
RAP食は本当に効果があるの?
RAP食を試した人の多くは血圧に対して良い結果を感じており、全身の健康状態が改善したという声も多いです。
しかしその反面全く効果がないという人もいます。
効果がなかった人にはいくつかの共通点があることがわかっています。
・お酒の摂取量が多い
・運動量が極端に少ない
・生活リズムが整っておらず不摂生
・睡眠が満足に取れていない
このような原因があってRAP食だけでは血圧に対して良い結果を得られなかったという人が目立ちます。
特に運動不足とお酒の大量摂取はRAP食の意味をなくしてしまう可能性があります。
健康的な生活を送りながら食事内容を見直すことではじめてRAP食は力を発揮するので、生活全体を見直しながら行ってください。
そうすれば必ず血圧が下がり、血管年齢も若返るでしょう。