花粉症の対策をしても改善しない時は他のアレルゲンが潜んでいる可能性が大!
秋に鼻がムズムズしたり目や肌の痒み、喉のイガイガなどの風邪ににた不快な症状は雑草が原因の花粉症の可能性が高いです。
でも、こういった症状が花粉症の対策をしても改善しない場合は他の物質に反応してアレルギーを起こしているかもしれません。
普段は目につかない昆虫もアレルギーを引き起こす
意外と見落としがちな花粉以外のアレルゲンは昆虫です。
実際に昆虫に触れなくてもアレルギーが起きることがあるのが特徴です。
- ダニ…死骸が粉末になって布団の入れ替えや衣替えの時に舞う
- 蝶や蛾…幼虫のフンやリン粉がアレルゲンとなる
- ゴキブリ…死骸やフンが空気中に飛散する
- ユスリカ…肌に触れたり死骸が粉末化して空中に舞う
こういった昆虫は生活をしていく中でどうしても出会ってしまうものですが、秋は特に注意をしなくてはいけません。
夏の間に出た昆虫の死骸が普段の掃除では払いきれず、衣替えや布団の入れ替えの際に舞う量が非常に多いからです。
蛾や蝶のリン粉にもアレルギーを起こすことがあり、肌に触れた場合は赤くなって痒みが出ることもあります。
その場に昆虫がいなくても、リン粉だけが残っていてそれに触れたり吸い込んでしまうことでアレルギーの症状が起きます。
アレルゲンは目に見えないことも非常に多いので、外に出るときやホコリが舞うような作業をする時はマスクを着用して長袖で肌を守るようにしましょう。
アレルギーの症状はアレルゲンに近づかずに接触しなければ発生しないか、出てしまっても軽度で済みます。
空気に混ざっているカビもアレルギーの原因
夏の終わりから秋頃(9月~10月)に急激に増加する空気中の真菌(カビ)にも注意が必要です。
カビは喘息を始め、様々なアレルギーの症状を引き起こす要因となることが多いです。
カビといえば高温多湿になる夏に増えるものというイメージですよね。
でも、秋もまだまだカビが発生して繁殖する条件を満たしているので要注意です。
秋はとても爽やかで気持ちのいい季節ですが、湿気が意外と篭ってしまう季節でもあります。
とくに近年の住宅は気密性が高いため湿度が上がりやすく、カビの発生に適した条件になってしまっていることが多くあります。
一見するとキレイな風呂場や洗濯機でも、見えないところでカビが繁殖してそれが空気中に飛散していることは珍しいことではありません。
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今まで平気だったものが急にアレルゲンになることも
去年までは花粉症とは無縁だったはずなのに…という話を聞いたことがありませんか?
実は花粉症などのアレルギーの症状はある日突然発症することが非常に多いのです。
秋に花粉症になったことでアレルギーが引き起こされやすい状態が続き、思わぬものが不快な症状の原因になっているということもあります。
例えば自宅にあるハウスダスト、愛犬や愛猫の毛やフケ、何も気にせず食べていたパンなどの小麦製品など…
生活の中には急にアレルゲンとなるものが非常に多いので、調べてみたら思いもしなかったものがアレルゲンだったということも少なくありません。
何がアレルギーの原因かわからない時は
毎日続く不快な症状が花粉症でもなく、その他のアレルゲンを考えてもわからない時は病院で血液検査とスクラッチテストをすることで解決します。
検査費用は保険が適用されるため、血液検査で3,500円前後、スクラッチテストは470円程度です。
花粉症を初めとしたアレルギーの症状はアレルギーの原因の解明が症状緩和への一番の近道です。
原因さえわかれば対処もしやすくなるので、なかなか症状が良くならない場合は病院で相談してみましょう。