冬の長引く咳の原因は?乾燥や風邪だけじゃない咳の理由

咳喘息
冬は風邪が流行り、乾燥もひどくなる事から咳が出やすい季節です。
しかし風邪の他の症状が出ていないのに何週間も咳が続いたり、加湿しても咳が止まらない場合は「咳喘息」にかかっているかもしれません。

そもそも咳ってどうしてでるの?

咳というと体調不良の際に発生するものですが、実は体の自然な防御反応の1つです。
食べ物を急いで食べた時などにむせて吐き出そうとするのと同じように、咳もウィルスや細菌が粘膜についた時に吐き出そうとするために出ています。
くしゃみも同じ理由ででるので、どちらも体が自分で見を守ろうとしている証拠の症状というわけです。
粘膜が刺激を受けたことでも咳はでるので、冷たい空気を吸い込んだりホコリが付いたときにも突発的に出ます。

咳喘息ってどんな病気?

咳喘息とは慢性的に咳が出続けてしまう病気で、気管支に炎症が起きているために発生します。
喘息と同じように気道が細くなり、刺激に敏感な状態になるので咳が頻繁にでてしまうという状態です。

咳喘息の主な症状
咳喘息は風邪と併発することが多く、風邪の症状は消えたのに咳だけが2週間以上も残る場合は咳喘息が考えられます。
咳止めや風邪薬でも咳が出続けるのが特徴です。
空咳(ケンケンという乾いた咳)が長く続き、悪化してしまった場合は1年以上も咳が出続けることもあります。
寒暖の差や気管に刺激を受けた際、乾燥気味な時に咳が出ることが多く、イガイガ感が伴うことも多いです。

咳喘息と喘息の違い
咳喘息には喘息にみられるようなゼイゼイ・ヒューヒューといった喘鳴はありません。
咳が出ていない時は呼吸のし辛さも感じないので、ただの咳だと思って放置してしまう人も多い症状です。
しかし、咳喘息を放置して悪化すると本格的な喘息に移行することもあります。

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咳喘息の治療方法と予防方法

咳喘息は名前の通り喘息なので、基本的には喘息と同じ治療方法が用いられます。
初期であれば比較的治しやすい症状ですが、再発することも多いので予防が重要になります。

治療方法は喘息と同じ
咳喘息通常の喘息で用いられるような気管支拡張薬やステロイド薬によって咳喘息を治療することが出来ます。
アレルギーも出ている場合は抗アレルギー薬が用いられることもあります。
適切な治療を受ければ咳は比較的早く収まりますが、再発率が高いので治療は数ヶ月に渡って行われることが多いです。

 

咳喘息の予防方法
咳喘息は再発率が高く、喘息に移行して症状が重くなることも少なくありません。
それを防ぐためには日常生活の中で少し意識して気管を守ってあげることが必要になります。

一番気をつけたいのは風邪やインフルエンザで、これらの症状から咳喘息が発生することが非常に多いです。
冬場は必ずマスクをして外出し、帰宅したら手洗いとうがいを徹底して咳がでるような体調不良を引き起こさないことが重要です。

また、タバコの煙や大きな寒暖差も気管への刺激となり、咳喘息の発作を引き起こすことがあります。
なるべく気管への刺激を防いで咳が出ないようにすることが咳喘息の予防につながります。
飲酒などのアルコール摂取によって発生するアセトアルデヒドが気道を収縮させるので、飲み過ぎにも要注意です。










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