体部白癬になったらどうすればいい?治療方法は?
体部白癬になってしまうと悩まされるのは激しいかゆみです。
適切な薬を塗れば改善していきますが、どんな薬をどんな風に使用すれば効果的なのでしょうか。
病院に行かずに治療したい場合にスポットを当ててお話をします。
病院にいかなくても体部白癬を改善することはできる?
体部白癬は真菌が原因なので、水虫用の抗真菌剤を塗ることで症状が改善します。
体部白癬の場合は患部が広くなりやすく、肌も比較的柔らかい場所に出ることが多いのでクリームタイプの抗真菌剤がおすすめです。
水虫用や抗真菌剤と書いてあるものであれば殆どの場合は効果があります。
塗り方のポイントは
- 患部を優しく拭くか洗って清潔にし、水気を取ってから塗布する
- なるべく指は使わず、手袋をしたり綿棒で肌に薬を広げる
- 症状が目にみえている範囲よりも少し広めにぬる
- 塗ったあとは服や下着が接触しないようにする
- 症状が完全になくなってからも1週間位は1日1回程薬を塗る
これらを抑えてしっかりと抗真菌剤を患部に塗れば、すぐにかゆみは引いて赤みや腫れも改善します。
しかし、自己判断で薬を使う場合は異常が現れたらすぐに病院に行くようにしましょう。
薬を塗ってもすぐに痒みがひくわけではなく、少しずつ改善していきます。
その過程で痒みが一時的につよくなることもあり、この時に掻いてしまうと症状が悪化してしまいます。
耐え難い痒みが襲ってきた場合は患部を冷やして症状が落ち着くのを待ちましょう。
薬を塗っていればしばらく我慢すれば痒みは引きます。
冷やし方はペットボトルを凍らせてガーゼで巻いても良いですし、氷嚢をつかってもいいでしょう。
なるべく患部を擦らず、刺激も与えないほうが良いので優しく冷やすように心がけてください。
痒いからといって抗真菌剤を使用しているところに、別の痒み止めを塗るのは厳禁です。
ステロイド剤は真菌の餌になってしまいますし、複数の薬を使うことは予期せぬ副作用の可能性が高くなります。
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体部白癬は比較的早く症状が緩和する
体部白癬の原因である真菌は強い菌ではないので、抗真菌剤の効果が比較的すぐに現れます。
痒みは早ければ1日で大幅に改善し、数日もすれば激しい痒みからは開放されることがほとんどです。
しかし、肌の赤みやドーナツ状の腫れが消えるまでは2週間以上かかることが多いようです。
消えたと思ったら再発することもあり、その間はまだまだ真菌が元気で必死に抵抗しようとしている状態です。
痒みが消えても治ったわけではないので要注意ですね。
体部白癬を長く放置していて、症状が進んでいる場合は肌の赤みに加えて色素沈着が起こっていることがあります。
摩擦の多いワキの下などが黒ずむのと似た症状で、色素沈着が起きているともとの肌に戻るには長い時間がかかります。
赤みが引けば体部白癬はほぼ治療出来ていますが、色素沈着だけはお肌の回復力によって自然と改善するのを待つしかありません。
体部白癬は薬を塗り続けて1ヶ月もすればほぼ完治します。
しかし、非常に再発することが多い皮膚の病気なので、一度体部白癬が出た場所は時々状態をチェックしましょう。
痒みや赤みが出た場合はそこを清潔に保ち、広がるようなら体部白癬の再発を疑うほうが安全です。
特に汗や皮脂が増える夏場は体部白癬の再発率が高いので、汗ばむ季節になったら注意しておきましょう。