デリケートゾーンの痒みは危険!股部白癬の怖い症状
汗を掻いたり生理中で蒸れたりするとデリケートゾーンが痒くなることがありますよね。
多くの場合はお風呂に入ったり、下着を変えて清潔にすれば痒みが消えて症状が悪化することはありません。
しかし中には股部白癬という皮膚の病気が原因で痒みが発生していることがあります。
股部白癬とは肌に出来る水虫の一種
難しい名前の股部白癬ですが、簡単に言ってしまえば股部に出来る水虫のことです。
足の指意外にも水虫が出来ることに驚かれた方も多いと思いますが、水虫は出来る部位によって名前が変わります。
頭部に出来たり首筋や乳房の下に出来ることも多く、珍しいことではないのです。
水虫=足の指にできるというイメージが強いのでとても驚きますよね。
もともと股部白癬は昔から皮脂の分泌が多い男性に多い皮膚病で、いんきんたむしという名前で呼ばれることが多いです。
しかし近年はタイツやスキニーボトムでデリケートゾーンが蒸れ、女性の股部白癬が非常に多くなっています。
夏場に特に多い症状ですが、冬場でもタイツによる蒸れや不衛生な環境が長く続くことで発生します。
股部白癬は水虫が原因なので、放置したり正しくない塗り薬を使っても良くなりません。
正しい薬を塗布したり患部を清潔に保つことが必要になります。
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股部白癬の代表的な症状は?
とにかく強い痒みがある
股部白癬で一番特徴的なのが非常に強い痒みと肌の赤みです。
特に痒みは眠れなくなるほどに強く、掻けば掻くほど広がって症状がどんどん重症化していきます。
火照りと赤い腫れも出ることが多いので、初期の段階だと蕁麻疹と間違われることもあります。
放置したり掻くとあっという間に広がる
水虫菌が原因なので周辺の皮膚へどんどん感染していくのも大きな特徴です。
ビキニラインで始まった痒みがいつの間にか太腿へ、そして反対側の太腿にも感染するというように触れる場所に広がります。
掻いた手にも水虫菌が付着しているので、ワキや乳房の下など肌が柔らかくて湿気が溜まりやすい所に触れるとそこにも発症することがあります。
通常のかゆみ止め皮膚炎の薬が効かない
また、水虫に効果のある薬を使わない限りは改善しないので、ステロイド剤や抗ヒスタミン剤を塗布しても症状が良くなりません。
股部白癬は放置しておくと大変なことになる
デリケートゾーンの痒みというのは他人に相談がしづらいですよね。
その為痒いのを我慢して放置していたり、自己判断でかゆみ止めを塗ったりして時間が経過してしまう事が非常に多いです。
前述したように股部白癬は水虫菌が繁殖することでどんどん広がります。
その為放置すればするほど痒い範囲が広がり、皮膚の赤みや腫れも広がって非常に不快な症状になっていきます。
広がればその分治療にかかる期間は長くなってしまいますし、なによりも肌への負担がとても大きくなります。
初期の段階で正しく治療をしていれば、股部白癬はキレイに治って元通りの肌を取り戻すことが出来ます。
しかし長く放置してしまうと肌に色素の沈着が発生し、黒ずんでしまってなかなか回復しなくなってしまうのです。
また、寝ている間などに掻くことで治りにくい傷になってしまうこともあります。
股部白癬は正しい薬を使わないと広がる一方で決して良くなりません。
デリケートゾーンの痒みが続いたり、広がる場合は思い切って病院で相談をしてみるのが一番です。