食道がんは何故男性に多い?桑田佳祐、チバユウスケ、やしきたかじん、原因と治療

食道がんは男性の死亡率が多いガンと言われています。

やしきたかじん、チバユウスケ、中村勘三朗、藤田まこと、石塚運昇、岡田真澄、漫画家の赤塚不二夫など、数々の有名人の命が奪われました。

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その一方で、歌手の桑田佳裕、野口五郎、女優秋野暢子など手術もしくは化学療法後、現在闘病中の方もいます。

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今回は食道がんは何故生存率が低いのか、食道がんの原因、治療法について解説していきたいと思います。

食道がんの種類

食道がんは、名前の通り食道にできるガンです。できる場所で以下の三つに分類されます。

  • 頸部(あご)食道がん
  • 胸部(胸)食道がん
  • 腹部(お腹の近く)食道がん

罹患率が高いのは、胸部食道がんです。国立ガン研究センターの統計によると、食道ガンの患者数は以下の通りです。

  • 食道ガンと診断された患者数:26,382例(男性21,719例、女性4,663例)
  • 死亡者数(’20年):10,981人(男性8,978人、女性2,003人)
  • 5年生存率:41.5 %(男性40.6 %、女性45.9 %)

相対的に男性の方が多いのが判ります。









食道がんの原因は喫煙・飲酒だけではない

食道がんの主原因は長年、喫煙・飲酒と言われていました。その理由は喫煙と飲酒は食道粘膜を傷つけるからです。俳優の藤田まことはヘビースモーカーの酒豪で知られていました。

呑み鍛えは食道ガンのリスクが増えます。元々お酒が飲めなかった人やタバコが吸えなかった人が、毎日タバコを吸う本数を増やしたり、呑むお酒の量を増やすことで体をならすことは食道ガンのリスクを増やします。
お酒とたばこ両方呑む人の食道ガンのリスクは、呑まない人を1とすると30倍以上。さらにお酒を飲んで顔が赤くなる人、酒乱になる人の食道ガンのリスクは酒もタバコも飲まない人の100倍と言われています。

食道がんのリスクは飲酒・喫煙だけではありません。
食の国際化により、食道ガンのリスクも高くなったのです。以下の食生活は食道ガンを招くリスクがあります。

  • 発酵食品や野菜を食べない
  • 激辛食品やエスニック系料理が好き
  • 食生活のバランスが悪い
  • ビールやチューハイを飲みながら食事は欠かせない
  • まず一服で次食事
  • 逆流性食道炎を何度もやっている


日本人の9割は『扁平上皮がん』と呼ばれる皮膚粘膜上の食道ガンですが、逆流性食道炎からくるガンですと欧米人に多い『線ガン』になります。

喫煙をやめて10年以上経っても発症する人も多く、受動禁煙、職場がヘビースモーカーだらけでも発症する危険性はあります。


現在自分は禁煙していても、過去の蓄積の影響は多く、20代~30代の禁煙者禁酒者、衣食住に気を付けている絶対数が増えない限り、食道がんの患者は減らないのです。


食道がんの検査、治療

食道がんは内視鏡による精密検査で見つかります。
声帯ポリープだと思い、組織検査をした所、食道がんだったというケースがあります。

食道がんは見つけにくく、初期はまったく自覚症状がありません。喉のつまり、違和感が出てきた頃にはステージが進んでいます。検査は主に以下の工程で行われます。

  • 内視鏡で食道の状態の確認
  • 病理検査
  • 食道粘膜のどこまでガンが進行しているか確認
  • CTで周囲の臓器、リンパ節への広がりを確認

その後、患者さんの年齢、病状の進行、合併症の有無を考慮し、早期の場合や内視鏡による切除、手術を希望しない場合は化学療法になります。

手術の根治性は本当なのか

食道がんの手術は、患部である食道と周囲のリンパ節を切除。胃と腸で飲食物の通り道を作る『食道再建』が一般的です。


しかしこれは嚥下機能が損なわれるので、誤嚥性肺炎で死亡することもあります。

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術後も誤嚥性肺炎や縫合不全にの合併症で多機能不全を起こし突然死する危険性があります。


腹腔鏡手術が保険適応になった現在も、100%根治性があるといえないのが現状です。一方化学療法は副作用も充分考慮していかなくてはいけません。

桑田佳祐と、やしきたかじんの違い

食道がんに関わらずどの病気でもそうですが、早期発見、根絶治療が大事です。
桑田佳祐と、やしきたかじんの実例をみれば判ります。

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桑田佳祐は、声帯ポリープを精密検査した結果食道がんと判明、翌月摘出。年内の音楽活動休止と今後の芸能活動を視野に入れた選択を取りました。

一方、やしきたかじんは、’11年10月胸の痛みを覚え狭心症かなと放置。人間ドックで腫瘍が発見されたにも関わらず、焼き肉を食べに行き放置。


3月に抗がん剤投与の後、内視鏡手術をしたものの縫合失敗。腸管は抜きファーストフードを食べ年末の競馬観戦に行く無謀ぶり。強引に芸能界復帰したものの、再入院し、’14年に死亡。

’11年の早期発見の時に大人しく医者の言うことを聞いていれば命は落とさずに済んだのは目に見えて判る。

ステージ3からサバイブした秋野暢子さんの場合は

食道がんステージ3からサバイブした秋野暢子さんの場合は、自身の健康に関する過剰な自身を見直すきかけになったと言います。

喉に梅干しが引っかかった違和感を覚え検査を受けた秋野さん。人間ドックも血液検査、腫瘍メーカーも異常なし。主治医の診断は逆流性食道炎でした。それでも納得がいかず病理検査した所、喉に5つ程食道ガンが見つかり治療に専念することに。

食道を温存する方針で化学療法に望み、抗ガン剤の副作用を良く学び、主治医に伝えたそうです。お仕事はその期間勿論休業。再発した際には、芽は見つけたその日に摘み取る気持ちでと仰られています。

食道ガンについてまとめ

いかがでしたでしょうか、今回は男性芸能人、有名人に多い食道ガンについてまとめてみました。もう一度食道ガンについて要約すると以下の通りになります。

  • 食道がんは食道に出来るガンで男性の方が発症しやすい
  • 喫煙、煙草、辛いもの、熱いもの、食べすぎ、油モノ、肥満が主な原因
  • 喫煙と煙草は、最初は弱かった人が呑み鍛えすると発症リスクは高くなる
  • 食道ガンは他のガンを発症しやすい
  • 検査は内視鏡、手術は初期は内視鏡、その他は腹腔鏡
  • 食道再建手術は、誤嚥や縫合不全があり、誤嚥性肺炎を引き起こすことも
  • サバイブする為の焦りは禁物

日ごろの規則正しい生活の積み重ねが食道ガンを招かないひとつの要因になっていることが判りますね。













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