とびひは大人は自然治療できる!?市販薬を使わなくて大丈夫なの?

とびひは大人は自然治療できる!?市販薬を使わなくて大丈夫なの?

皆さんは子供の頃に虫刺されなどを引っ掻いてしまい、そこからひどい皮膚病になってしまったという経験をされている方はいらっしゃらないでしょうか。

経験した方は「二度とあんなのにはなりたくない」と思われるはずですよね。

今回はとびひについてのお話で、大人のとびひの自然治癒と市販薬についてをわかりやすく説明していきます。

とびひって?おさらいしましょう!

とびひ、それは本来は子供が発症する皮膚炎みたいなものだと考えていらっしゃる方もいるかもしれませんが、実は単なる皮膚炎などではありません。

とびひというのはあせもや虫さされを引っ掻いてしまったために、そこに黄色ブドウ球菌という細菌が繁殖してしまった事で発症する病気なのです。

そして、このとびひという病気は他の方にも感染しまう感染症でもあるので、とびひかなと思ったらできれば病院に行って薬を処方していただくのが一番確実な治療法なのです。

時間がなくて病院に行けない時は?

大人の場合は仕事をしなくては生活ができないという切実な問題がありますので、とびひになりましたから病院に行ってきます!というわけにはいかないのです。

かといってとびひは放置していれば治るというものではありませんので、当然ですが放置しているとどんどんとびひしてしまってとんでもない事になってしまいます。

そこで自然治癒の力を利用するという事になるのですが、大人の場合は子供よりも抵抗力があるので当然簡単に自然治癒ができるはずですよね。

ところがそう簡単にはいかないのがとびひ!

そこでいくつかの市販薬についての説明と治療法をお教えしましょう。

とびひの市販薬と治療法について

とびひは黄色ブドウ球菌による感染が原因で起こる病気ですので、できれば病院に行く方がいいのですが、もしも市販薬で代用ができれば問題はありませんよね。

まず重要なのは殺菌作用がある軟膏が一番良いという事、そして掻かないという事が重要なポイント!

では軟膏からご紹介しましょう。

ドルマイシン軟膏

ドルマイシン軟膏はペニシリンに似た抗菌作用を持つバシトラシンと、緑膿菌やグラム陰性菌などに効くと言われる抗菌作用のあるコリスチン硫酸塩を配合した軟膏です。

販売元はゼリア新薬で、感染性の皮膚炎ややけどなどの治療に効果があると言われている軟膏です。

とびひに塗る事によって抗菌作用が働き、黄色ブドウ球菌を減らして皮膚の修復を助けてくれるという軟膏です。

大きなサイズが1000円なので格安です!

これを1日3回ほど患部に塗って、さらに上からガーゼなどで雑菌が入らないように保護しておけばいいのです。

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イソジン軟膏

イソジンといったらうがい薬というイメージが強いですが、イソジン軟膏は傷の治療ややけどをした時の消毒や殺菌の治療薬として販売されています。

イソジンの主成分といえばヨードという殺菌性の高い薬なのですが、ヨードの入った薬を使用する時には注意しなくてはならない事があります。

それはヨードアレルギーというかなり危険なアレルギー反応を起こす事で、ひどい時には命に危険が及ぶ可能性もあるので、使う前にヨードアレルギーかどうかを調べる必要があります。

アレルギーが無い場合には問題なく使っても大丈夫でしょう。

使い方は患部に塗ってガーゼなどを保護すれば大丈夫です。

クロマイ-P軟膏

第一三共ヘルスケアが販売しているクロマイ-P軟膏は、よくドラッグストアなどで販売している市販薬ですよね。

こちらの軟膏の成分はクロラムフェニコールとフラジオマイシン硫酸塩の二つが配合されていて、抗生物質の働きで化膿してしまった患部を治療する薬です。

ステロイド成分も入っているので皮膚炎の場合には消炎作用があります。

1日数回を患部に塗って放置するだけですが、キレイに洗って乾燥させてから塗った方がより効果を実感できるとも言われています。

テラマイシン軟膏

武田薬品工業株式会社が販売しているテラマイシン軟膏は黄色い色が特徴の軟膏です。

グラム陰性菌、グラム陽性菌、緑膿菌などに効果があるポリミキシンB硫酸塩と、オキシテトラサイクリン塩酸塩が配合されています。

とびひの治療薬として販売している薬なので、最近はこちらの軟膏を使う方が増えているのだそうです。

使い方は1日数回を患部に塗ってガーゼで保護したりしましょう。

とびひの治療法は基本は軟膏をつけて保護です

大人でも子供でもとびひの治療法は同じで、自然治癒を目指すのならば患部を清潔にして軟膏を付けてガーゼで保護、これが一番の治療法だと言えます。

ちなみに自然治癒をするという事はあまりお勧めはできないので、できれば病院に行って薬を処方していただき、しっかりと治療をすべきではないでしょうか。

子供や他人に感染してしまう可能性がある以上は、しっかりと感染を抑制するためにも自然治癒ではない方法で治療をする方がいいからです。

それが大人としての責任だと思います。










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