花粉症の最新治療方法『舌下減感作療法』の効果は?副作用はある?

花粉

2014年に、とうとう日本でも舌下に投与するタイプの花粉症の治療薬の認可がおりました。

舌下というのは舌の裏側の事で、この部分に薬を落として飲むタイプの薬で、より確実に薬の効果を実感する事ができるとして、テレビでも紹介された治療法です。

この治療方法は『舌下減感作療法』という治療法なのですが、どんな治療をするのかについてを、できるだけ詳しくご紹介していきたいと思います。

花粉症の最新治療『舌下減感作療法』ってどんな治療法?

とても簡単な治療方法です。

舌下、つまり舌の裏側に処方された薬を投与してアレルギーの薬を飲むのです。

この治療方法はアレルギー科や大学病院、耳鼻咽喉科などで受ける事ができる治療方法なのです。

治療の方法については前回の記事

『花粉症の最新治療薬『シダトレン』の価格・費用は?保険は効く?』

でも触れましたので、そちらもぜひご覧ください。

 

治療の期間は最低でも2年かかります

花粉症の治療にはいろいろな方法があって、舌下減感作療法は最低でも2年間は治療を続けなくてはなりません。

毎日処方された薬を、決められた量だけ舌下に入れて飲まなくてはならないのです!

とっても簡単な治療方法ですが、問題はこの治療方法は1日でも忘れてしまったら、そこで治療は終わりという事になります。

どうなるのかというと、治療を再びやり直す必要があるわけですね。

この治療は花粉症のひどい時期には行われず、6月~12月の間毎日投与する、という継続的に行わなくてはならない方法です。

つまり1度でも投与し忘れてしまったら、再び来年の6月まで待って新たに治療をしなくてはなりません。

かなりめんどくさい治療方法だと言えるかもしれませんね。

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治療が開始されるまでには検査が必要

まず、この舌下減感作療法を行うためには、病院で本当に花粉症の症状なのかをしっかりとチェックしなくてはなりません。

検査をして、スギ花粉のためにアレルギー症状が出ていないと、この治療法での治療はすすめられないわけですね。

どうしてかというと、舌下減感作療法はスギの花粉症のみの治療薬だからで、他の、例えばヒノキやシラカバなどの花粉には効果がありません。

しかもスギ花粉だと診断されてこの治療法を試した人の、およそ2割は全く治療効果を得る事ができなかったと言います。

この治療方法は効果が出るか出ないかがはっきりと分かれる治療法だと言えるでしょう。

 

保険適応にはなるのか?

舌下減感作療法は認可がおりた当時は保険適応外でしたが、平成26年の10月からは保険が適応となったので、3割負担で治療が受けられます。

どうしてもスギ花粉の症状で悩んでいるという場合には、ぜひアレルギー科や総合病院、大学病院、大き目の耳鼻咽喉科などへ行ってみるといいでしょう。

全ての病院でこの治療薬を置いているわけではないので、まずはその病院にこの薬を置いているのかどうかを問い合わせてみるといいでしょう。

投与が始まったら初回は特に注意が必要だと言われていますが、これは初回の投与で重篤なアレルギーショックが起こる事があるからです。

治療を受ける時の薬の費用ですが、処方によって違うと思うのですが、2,000円~3,000円の間で治療を受ける事ができます。

最後に、舌下免疫療法について説明している動画を発見したので、載せておきます!










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